バッテリーの寿命を延ばすことが出来ますか

良い品質で、メンテナンスが良く、適正にチャージされたバッテリーの寿命は一般的には4~5年です。以下、バッテリーを長持ちさせるいくつかの秘訣を述べます。

  • エンジンルーム内で、遮熱版やケースを用いて高温になることを避けること。
  • 常にフル充電状態を保つこと。
  • 高温下や夏の間は電解液のレベルチェックを常に増して頻繁に行うこと。

SAEの調査によれば、1985年以降エンジンルームの温度はそれまでより30%以上上昇している。クライスラーの調査によれば、バッテリーをエンジンルームの外に出すことにより、バッテリー寿命を8ヶ月延ばすことが出来る。バッテリーをエンジンルーム内の高温から避けるためにトランクや室内に移すことがポピュラーになりつつあり、マツダはミヤータでかなり前から実施している。しかし、このような場合、充電時にガスを発生しない密封VRLAAGM 又はGel Celタイプを使用する必要がある。一般的に、+側の極板の腐食によって決まってしまうバッテリーの寿命は、周囲温度10度の上昇で50%低下する。

定期的な充電状態のチェックを行うこと。バッテリーがフル充電状態にないと硫酸鉛が発生し、これが蓄積・固形化し、バッテリーの容量を低下させ、充放電可能回数(寿命)も低下する。もし、バッテリーがフル充電状態に無ければバッテリーチャージャーを使ってフル充電状態にすべきである。車の使用状況によっては慢性的充電不足状態を起こし、暗電流や自然放電によってもバッテリーは放電されるため、高い気温の中では、車を少なくとも1週間に1回は運転すべきであり、低い気温下では2週間に1回の運転を行って充電を行うべきである。

適正なサイズのバッテリーを使用して平均放電量を下げる(平均充電量を高く保つ)ことはバッテリーの寿命を向上させることに有効である。例えば、平均80%放電のバッテリーに対して50%放電のバッテリーは2倍以上長持ちし、20%放電のバッテリーは50%放電のバッテリーに対して5倍以上長持ちする。

決して10.5V以下まで放電させてはならない。ライトの点けっ放しやその他のアクセサリーの点けっ放しによる完全放電はセルリバーシングによってバッテリーを死に至らしめる。特に、密閉タイプやメンテナンスフリー(Ca/Ca)の場合は顕著である。

極寒地条件では、使用しないときにはフル充電状態を保つ必要がある。エンジンとバッテリーは暖かい状態を保ち、低粘度の化学合成オイルを使用すると良い。

高温化では、低比重か電解液の容量を増加してより高い冷却性を確保した高温仕様のバッテリーを使用すると良い。又、より頻繁な補水が必要とされるため、密閉式でないバッテリーの使用をお勧めする。この場合、補水は蒸留水、ミネラル分やイオンを含まない水、緊急時には雨水を使用すべきである。極板は、内部破裂や硫酸鉛化を防止するために常に電解液に浸っている必要がある。入れ過ぎは禁物で、ケースの上面は清潔に保つ必要がある。決して電解液(硫酸)を補給してはならない。これを行うと、電解液が溢れる事がある。

エンジン始動のときウインドウヒーター、エアコン、ライト等のスイッチをOFFにしておくことは、特に低温時にはバッテリーの負荷を低減することに大きな効果がある。

暗電流は75mA以下に抑えなければならない。

低温時にはバッテリーケーブルの太さを拡大することが電圧低下を防止するために有効である。

車を1週間に一度以上使用できない場合や十分な充電が出来ない運転状況が続く場合は、継続的なフロートチャージや定期的なフルチャージを行って蓄積した硫酸鉛を取り除く必要がある。

適正なベンチレーションを行う。26.7℃を超える環境温度は-極の腐食を招き寿命を低下させる。

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