参考までに、簡単にCPUの取り付けについて説明します。
CPUは、「CPUソケット」と呼ばれるマザーボードの台座に取りつけられます。
ソケットにはいくつか種類があって、それに合ったCPUしか付きません。
もしCPUの交換をする場合は、自分のマザーボードのCPUソケットのタイプを知らなければいけませんね。
(そんなにたくさんの種類がある訳ではないです)
右のようなソケットの場合は・・・
CPUを外すには、まずファンを外し、台座の横にあるレバーを手前に引きます。
ネジが付いているものは、ネジをドライバーで外します。
するとCPUが浮き上がるので、手で取って取り外します。
取り付ける場合も、トゲトゲをツブツブの穴にはめる感じで台座の上に置き、レバーをゆっくり倒すか、もしくはネジを止めるだけです。
トゲトゲとツブツブは一部分が欠けているので、その部分を合わせて置く様にします。
この点にだけ注意しましょう。
と、CPUの着脱はこれだけで、簡単なのですが・・・
難しいのが「CPUファン(CPUクーラー)」です!
CPUファンはまず、「グリス」と呼ばれる油をCPUの上部に薄く塗ってから、ファンをその上に静かに乗せます。
このグリスは CPU とファンを密着させるために塗るのですが、最近はファン側にグリスに相当する薬剤が最初から付いているものも多く、そうしたものだと塗る必要はありません。
そして取り付けを行うのですが・・・ CPUファンによって、取り付け方がそれぞれ異なります。
一昔前の CPUファンは着脱の大変なものが多かったのですが、最近のものは取り付けやすいようにレバーがついていたり、ネジ止めするようなタイプが増えていますので、前よりも付けやすくなっています。
しかし特殊な器具ではめ込むものや、専用の金具を使って取り付けるものもあります。
いずれにせよ、ファンによって付け方・外し方が違うので、説明書で確認して行って下さい。
例:代表的なファンの着脱方法の一例
どの方法を取るにせよ、マザーボードに傷を付けないよう慎重に行いましょう。
邪魔なパーツがある時は外した方が無難ですね。
取りつけたら、CPUファンについている電源コードを、マザーボードのファン用の電源ソケットに付けます。
これは CPU ソケットの近くにあるはずで、3~4つのピンが出ているのでそこに刺し込みます。
マザーボード上に小さく 「CPUFAN」 という字も書いてあるはず。
当然、電源コードがついてないとファンも動かないので注意です。
付けたらパソコンの電源を入れてみて、ファンが回っているか確認しましょう。
もしファンが回っていないと、CPU が焼け付きます!
CPU はパソコンの中心部ですから、うまく付いていなければパソコンも動かないので、パソコンが起動したら、その時点で取り付けは成功ですね。