CPUファン(CPUクーラー)について

ここで、CPUファンについて少し説明しておきましょう。
「CPUファン」は CPU にくっつける扇風機であり、風を送ってCPUを冷却するもので、回転数が速いほど冷やす力も高いと考えて構いません。
ただし、回転が速いと音がうるさかったりするので注意です。
これはモノにもよりますけどね。

CPUファンは「ヒートシンク」と「ファン」と呼ばれる部分に分かれています。
「ファン」は要するに扇風機の事ですね。
「ヒートシンク」とは鉄の板が縦にたくさん並んでいるような部分で、ファンの下にあります。
伝導してきた熱がヒートシンクから放熱され、ファンからの風で冷やされる訳です。

CPUファンは風を送って冷やすものですが、他に水冷式の大がかりなものもあり、こうした物を含めてCPUを冷やすもの全般を「CPUクーラー」と言います。
CPUファンもCPUクーラーの1つという事ですね。
まあ特殊な状況でない限り、普通はファン(送風式)のもの使うと思って構いません。

CPUは熱に弱く、通常 70℃ を越えると危険と言われています。
この温度はマザーボードによっては測定可能ですが、対応していない場合は測定できません。
温度にはケース内の換気、風通しの良さ、ケース自体の大きさなんかも関係してきます。
もちろんCPUの種類によっても異なります。

普通に使う限りあまり気にする必要はないのですが、熱に弱い事は頭に入れておいて、通気孔を塞いだりとか、暑い中で長時間使うとか、そういう事をすると誤動作の元になる事ぐらいは覚えておくべきです。
特に夏は注意ですね。

最近は「TDP」という数値が CPU の性能説明に付いている場合もあります。
これは「Thermal Design Power(サーモ・デザイン・パワー)」の略で、直訳すると「熱設計電力」です。
この数値が高いほど熱くなる事を意味するので、CPUファンを選ぶ際には目安になります。
取り外し方はファンによって異なりますのでご注意を。なお、CPU ファンは扇風機ですから、長期間使っているとだんだんホコリが付着していきます。
部屋のクーラーのフィルターがホコリで目詰まりして行くように、ファンの下にあるヒートシンクにもホコリが貯まっていき、それが冷却能力の妨げになっていく事があります

もし CPU ファンの騒音が大きくなってきたら、それはホコリなどの影響で冷却能力が下がり、それをカバーするために扇風機が必要以上に回っている可能性が高いです。
もちろんそのままでは CPU が焼け付いたり、パソコンが止まる原因になります。

たまには CPU ファンの掃除もしておきましょう。
外側から掃除機で「ブォー」っと吸い込んでも取れますが、中に入り込んだホコリまで取るのは難しいです。
CPU ファンはネジを外せば、扇風機の部分だけを取り外すことが出来ます。
丸ごと取り外すと着脱が大変なのですが、扇風機の羽を外すだけなら簡単な場合が多いので、出来れば年に1度ぐらいは扇風機を外してヒートシンクに付いたホコリの掃除をしたいところですね。

「エアスプレー」を買ってきて、シューっと吹き付けてもかなりのホコリを取ることが出来ます。
最近はパソコンショップで精密機器のお掃除セットを売っている事もあるので、そういうものを利用するのもいいですね。

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