電源ユニットの各ケーブル
電源ユニットからは、それぞれ形状の異なるケーブルコネクターが出ています。電源によって種類や数が異なることもありますが、ここでは一般的に使用される電源の各ケーブルの種類や役割について解説しています。
電源の背面スイッチと付属品
電源のスイッチ。ほとんどの電源にON/OFFできるスイッチが付いていて、-がON、○印がOFFです。
電源ケーブルと電源をケースに固定するインチネジ4本が付属品と入っていることがほとんどです。
コネクターの名称・形状と接続するパーツ
メイン電源、主電源。マザーボードに接続します。マザーボード側が20ピンと24ピンの場合がありそれにあわせて接続できるようになっています。
CPU用電源。CPU用8ピン、CPU用4ピン+4ピンといいます。4ピンで一つだけのものと、4ピンが2つで構成されているものがあります。マザーボード側の4ピン、8ピンに合わせて接続します。
PCI-EXPRESS用6ピン。グラフィックボードに接続します。
PCI-EXPRESS用8ピン。グラフィックボードに接続します。6ピンと8ピンを兼ねており、グラフィックボード側の6ピン、8ピンに合わせて接続します。
汎用4ピン。ペリフェラルパワーコネクター。主にIDE接続のハードディスクや光学ドライブの電源として使用します。
SATAコネクター。15ピン電源。主にSATA接続のハードディスクや光学ドライブで使用します。
FDD用4ピン。フロッピードライブパワーコネクター。主にフロッピーディスクドライブの電源として使用されます。
コネクターの種類と数
電源コネクターの種類と数は、電源によって異なります。メイン電源やCPU用電源はほとんど24ピン、8ピンが付いていますが、IDE用の4ピンやSATA用のコネクターはそれぞれの電源で数が異なります。
またPCI-EXPRESS用の電源コネクターは6ピンが一つの場合や、8ピンが一つ、6ピンが二つなどと異なるので、接続するグラフィックボードやパーツの確認をしておくといいでしょう。
電源の箱にはコネクターの種類や数が明記されているので、それを参考にします。
変換ケーブル
パーツ増設時に電源ケーブルが足りないということもしばしばあります。
電源を交換すればそれで済むということもありますが、変換ケーブルを活用することで対応できることもあります。
SATAの電源が足りない時によく使われます。余っているペリフェラル 4ピンをSATAに変換します。
グラフィックボード用の6ピン(PCI-EXPRESS用6ピン)の電源が足りない時に使われます。余っているペリフェラル 4ピン×2をグラフィックボード用の6ピンに変換します。
延長ケーブル
電源を取り付けみたら、ケーブルの長さが足りなかったということもまれにあります。ケース交換や新しいパーツを増設したときにもこうしたことは考えられます。
電源のケーブルは、別売りでそれぞれのケーブルに応じて延長ケーブルがあるのでそれで対応することが可能です。
SATA 延長ケーブル
CPU4ピン(12V)用の延長ケーブル
CPU8ピン(12V)用の延長ケーブル