パソコンの動きを早くする・軽くする・高速化の方法12選を解説!

目次

どうしても解決できないときは

パソコンの動作がもっさりしていたり、たまに停止してしまったりすると作業が捗りません。パソコンの動作を軽くするにはどうすれば良いのでしょうか

パソコンの動きが遅いと大きなストレスになる

パソコンを使用している人が、日頃どんなことにストレスを感じているのか編集部で独自に調査を行いました。

■調査概要
調査対象:日常的にパソコンを使用している人(性別年齢不問)
有効回答数:228人
調査期間:2020年5月8日~5月9日
調査方法:編集部の独自調査

200人以上へのアンケートの結果、インターネットの読み込みが遅いことがもっとも大きな割合を占めています。さらに、起動が遅い、アプリやソフトの起動が遅い、ファイルの展開や保存が遅いなど、動作が遅いことに関する回答は全体の約7割近くにのぼることがわかりました。

日々のストレスを減らすためにも、パソコンの動きを早くするためにできることをぜひ覚えておいてください。

パソコンが遅くなる4つの原因

パソコンが遅くなる4原因を解説

パソコンの動作が遅くなるのには大きく4つの原因が考えられます。それは「使用しないアプリが常時起動」、「不要なファイルが溜まっている」、「ハードディスクの容量不足」、「CPUに負荷がかかっている」です。それぞれの原因について詳しく紹介します。まずはパソコンがどんな原因で遅くなっているか知りましょう。

使用しないアプリが常時起動している

パソコンにはスタートアップ機能があります。これはパソコンの起動時に登録されているアプリを自動的に起動する機能です。使っているアプリによってはインストールしたときに自動的にスタートアップに登録されます。

複数のアプリをインストールしているとスタートアップに登録される数もたくさんあります。あまり使わないソフトのヘルプファイルや極端に重いソフトウェアなどがスタートアップに登録されて起動していないか確認しましょう。

不要なファイルが溜まっている

パソコンに不要なファイルが溜まってくると動作が遅くなる原因になります。ごみ箱の中のファイルは定期的に空にしているか確認しましょう。

ブラウザなどのソフトウェアのキャッシュと呼ばれるファイルも整理、削除をすることで不具合が解消する可能性が高いです。

ソフトウェアのアップデートで使用した一時ファイルも大きな容量を占めていることがあります。一時ファイルを削除することで不要なファイルを整理しましょう。

ハードディスクの容量が足りない

ソフトウェアのデータや作成したファイルのデータを保存しているのがハードディスクです。ハードディスクの容量が足りなくなると動作が遅くなります

ハードディスクの使用容量を確認するには、エクスプローラーを開いて一番上の階層まで上がります。ドライブの使用容量と全体容量が表示されます。ドライブが赤く表示されていたら容量不足です。ファイルを削除・移動するなどの対策が必要です。

CPUに負荷がかかっている

CPUはパソコンの計算処理をする頭脳です。パソコンを動かすにはCPUが余裕をもって処理を行う必要があります。しかし、画像処理ソフト、動画処理ソフトなど負荷のかかる処理を行うとCPUの処理が追いつかず、動作が遅くなる原因になります。

また、ソフトをいくつも起動して作業を続けたり、ブラウザのタブをいくつも開いて閲覧するのもCPUに負荷をかけます。特定のソフトを使っていると作業が遅いときにはパソコンのスペックを見直すか、ソフトの仕様を控えましょう。

CPUと同じくらい大切な部品にメモリがあります。メモリの容量が足りないとCPUでの処理が増えて負荷をかけます。メモリが足りているかもチェックしましょう。

パソコンの動きが遅いときはこちら。ドクター・ホームネットにお問い合わせ。

遅いと感じたら確認する2つのポイント

作業をしていて急に動作が遅くなったと感じたら直前になにをしたのか思い出しましょう。急に遅くなる場合は設定の変更かウイルス感染が考えられます。ここではそれぞれの可能性と症状についてみていきましょう。

パソコンを使っていて変更したこと

動作が遅くなる直前にOSのアップデートや更新が行われていないでしょうか。更新によってシステムに不具合が生じて動作が遅くなることがあります。また、アプリを新しくインストールしていないでしょうか。グラフィックのきれいなゲームや動画編集ソフトなどメモリの消費が大きいアプリはパソコンの動作を遅くします。

また、インターネットを閲覧していてページを読み込む速度が極端に落ちたりしないでしょうか。動画など容量の大きなデータを頻繁に送受信していると速度制限がかかることがあります。プロバイダでどれくらいの容量を使うと速度制限がかかるかはチェックしておきましょう。

同じ回線で複数台のパソコンが同時にインターネットにアクセスしているときには、一時的に回線速度が落ちることがあります。パソコンには問題がなくてもネット回線の状況で動作が遅くなることもあります。

不審なメールやWebサイトを見ていないか

不審なメールを開いた後、見知らぬWebサイトを見た後に動作が遅くなった場合はウイルスなどに感染した恐れがあります。ウイルスは感染すると勝手にソフトを起動したり、データを書き換えたりするなどパソコンに負荷をかけます。

ウイルスソフトを起動していればすぐに検知されることが多いですが、未対応の場合は感染に気づかず、動作が重くなっていることがあります。最近では企業のオフィシャルサイトに似せた感染サイトや巧みにウイルスプログラムをダウンロードさせる被害も出ています。なにかアクションを起こした後に動作が遅くなったときには直前の行動をメモしておくなど原因を絞り込みましょう。

パソコンを動きを早くする方法12選

パソコンの動作を早くするのに、いまずぐできる簡単な対処法について4つ紹介します。アプリのアンインストール、不用なデータの整理・削除、同時に複数アプリを使用しない、再起動するです。ちょっとしたことに気を付けることで重くなっていた動作を改善できます。

使っていないアプリをアンインストールする

使用していないからとそのままになっているアプリはありませんか。インストールしているソフトは設定していなくてもスタートアップで起動していたり、知らないところで作動していたりすることがあります。もう使用しないアプリはできるだけアンインストールしてパソコンの負荷を軽減しましょう。

アンインストールは下記の方法で行ってください。

1.スタートから「設定」を開き、「アプリ」をクリックします。

2.右側にインストールされているアプリの一覧表が表示されます。アンインストールしたいアプリをクリックし、「アンインストール」をクリックします。

3.アンインストールされたことを確認します。

不要なデータを整理・削除する

ハードディスクにある不要なデータは整理して削除しましょう。削除によりハードディスクの空き容量を確保することで動作が早くなります。容量の大きいデータや普段使用しないデータは外付けハードディスクやDVDなどに保存しましょう。

また、デスクトップにファイルがたくさんあると起動が遅くなるだけでなく、システムが不安定になりやすいです。デスクトップにはよく使うアプリのショートカットを表示するだけにしましょう。ファイルの保存はドキュメントにするようにしましょう。

同時に使用するアプリを減らす

同時にさまざまなアプリを起動しているとメモリが不足して動作が遅くなります。アプリごとにメモリを消費するので、使用量が上がるとメモリが不足してパソコンの処理が追いつかなくなるためです。ブラウザで複数のタブを開いて閲覧していることもメモリを多く消費します。タブの文字が見えないほどに重なってしまっている場合は、閲覧していないタブを閉じることでメモリーの使用を抑えられます。

同じアプリでも複数の文書や表計算ファイルを開いていると同様にメモリを消費します。動画編集ソフトならたくさんの動画や画像を読み込んで作業をするときに動作が遅くなります。同時に扱うファイルの数を減らすことで動作は改善されます。作業に支障をきたす場合は、パソコンの性能を向上させる必要があります。

定期的に再起動する

パソコンを終了させるときにはいつもシャットダウンしているでしょうか。あまり気にせずノートパソコンの蓋を閉じたり、本体の電源ボタンを押しているだけだとスリープ状態になっている可能性があります。スリープ状態は起動を早くさせるためにアプリを終了させずに休止状態で画面を消します。スリープ状態を繰り返しているとシステムが不安定になることがあります。

スリープをいつも使っている、意識しないで電源を消している場合は、定期的に再起動を行いましょう。再起動することでシステムの状態を初期化して動作を安定させます。起動が早いパソコンを使用しているなら電源管理から電源を切る操作を「シャットダウン」に変更すると、すべてのシステムを終了して電源を切るようにできます。

常駐ソフトを減らす

スタートアップ機能に登録されたアプリは、パソコンの起動時に立ち上がりシステムに常駐します。常駐しているとすぐにアプリが開いたり、パソコンを最新の状態に保ってくれたりします。便利な機能ですが、常駐アプリが増えるとシステムに負荷がかかり動作が遅くなります

OS起動時に開く不要なスタートアップアプリを無効化して起動をはやくしましょう。Windows 10でスタートアップを無効にする方法は以下の通りです。

Windows 10でスタートアップを無効にする方法

1.スタートから「設定」を選択し、「アプリ」をクリックします。

2.左側のメニューの下にある「スタートアップ」をクリックします。

3.無効にしたいアプリのチェックをクリックして「オフ」にします。

高速スタートアップを有効にする

Windows 8から「高速スタートアップ」機能が追加さました。高速スタートアップを有効にすると、シャットダウン状態からパソコンを素早く起動できます。起動が遅いと感じたら、高速スタートアップが無効になっていないかチェックしましょう。

Windows 10で高速スタートアップの設定を確認する手順
スタートを右クリックして「電源オプション」をクリックします。「電源とスリープ」が表示されます。「電源の追加設定」をクリックします。「電源ボタンの動作の選択」をクリックします。「システム設定」が表示されるので、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。下の方の「シャットダウン設定」にある、「高速スタートアップを有効にする(推奨)」にチェックが入っているか確認します。

システムクリーンアップで不要なファイルを削除

システムクリーンアップはごみ箱の中身の他、システムのキャッシュやアップデートに使用した一時ファイルなどを安全に削除できます。不要なファイルを削除することでハードディスクの容量を確保できます。また、キャッシュを削除することでシステムが安定することもあります。 Windows 10でシステムクリーンアップを行う手順は以下の通りです。

Windows 10でシステムクリーンアップする手順

1.タスクバーから「エクスプローラー」をクリックします。

2.左側のナビゲーションウィンドウから「PC」をクリックします。

3.ディスククリーンアップを行うドライブを右クリックして、「プロパティ」をクリックします。

4.「ディスクのクリーンアップ」をクリックします。

5.下にある「システムファイルのクリーンアップ」をクリックします。

6.削除する項目のチェックボックスをチェックし「OK」をクリックします。

ドライブのエラーを修正する

長くパソコンを使用しているとデータの書き込みや削除に失敗してエラーになる箇所が出てきます。エラーが増えるとファイルが正しく開かなくなる、動作が遅くなる、起動しなくなるなどの不具合を起こします。

ドライブのエラーチェックを行うとハードディスクにエラーがないかチェックして、自動で修復してくれます。1〜2年に1度程度ドライブのエラーチェックを行うとよいでしょう。

Windows 10でドライブのエラーを修正する手順

1.タスクバーから「エクスプローラー」をクリックします。

2.左側のナビゲーションウィンドウから「PC」をクリックします。

3.ディスクエラーのチェックを行うドライブを右クリックして、「プロパティ」をクリックします。

4.「ツール」タブをクリックして「エラーチェック」の「チェック」をクリックします。

デフラグを実行する

パソコンはデータを空いている領域に順次書き込んでいきます。長く使っていると一つのファイルデータが分かれた場所に書き込まれるようになります。システムとしては問題なく動きますが、データを読み出すのに徐々に時間がかかるようになります。この断片化したデータを整理することで動作が早くなります。断片化したデータを整理するソフトがデフラグと呼ばれています。

数年に一度程度定期的にデフラグを行うことで起動や動作が早くなります。デフラグはエラーチェックと同様にドライブのツールから実行できます。

Windows 10でデフラグする方法

1.タスクバーから「エクスプローラー」をクリックします。

2.左側のナビゲーションウィンドウから「PC」をクリックします。

3.デフラグを行うドライブを右クリックして、「プロパティ」をクリックします。

4.「ツール」タブをクリックして「ドライブの最適化とデフラグ」の「最適化」をクリックします。

Windows 10の自動メンテナンスを確認

Windowsの自動メンテナンスはソフトウェアの更新やセキュリティスキャン、システム診断などを行う機能です。Windowsの自動メンテナンスが作動すると動作が遅くなります。作動時間を夜間にするなど使用に合わせて調整しましょう。

Windows 10の自動メンテナンス時間を確認する

1.スタートから「設定」を選択し「コントロールパネル」をクリックする。

2.「システムとメンテナンス」を選択し、「セキュリティとメンテナンス」をクリックする。

3.右側の「メンテナンス」項目の右側にある「V」をクリックし、展開する。

4.「自動メンテナンス」の下にある「メンテナンス設定の変更」をクリックする。

5.「自動メンテナンス」が開くので、「メンテナンスタスクの実行時刻」の時刻を都合のよい時間に変更する。

ウイルスソフトのスキャン時間の確認

ウイルスソフトをインストールしていると、ウイルススキャンが行われることで動作が遅くなります。ソフトには全体スキャンする時間帯を調整する設定があるので、よく作業する時間にスキャンが行われないように調整しましょう。

ウイルスソフトをインストールしたら動作が遅くなってしまった場合には、パソコンの能力が足りていないことが考えられます。特にメモリが足りないと動作が遅く感じます。「タスクマネージャー」を起動して「パフォーマンス」からメモリの使用量を確認しましょう。

タスクマネージャーの確認方法

1.タスクバーのカレンダーが表示されている部分で右クリックする。

2.タスクマネージャーをクリックする。

3.左下の「詳細」をクリックする。

4.「パフォーマンス」タブをクリックしてメモリの使用状況を確認する。

電源プランを確認する

電源プランが省電力モードやエコモードになっていると動作が制限され遅く感じることがあります。特にノートパソコンではバッテリー起動時に省電力モードになる設定になっています。電力消費が高くなりますが、「高パフォーマンス」を選択することでシステムを最大限に発揮されます。

Windows 10で電源プランを確認する手順

1.スタートを右クリックして「電源オプション」をクリックします。

2.電源プランが「バランス」または「高パフォーマンス」になっているか確認します。

自分では難しい作業はプロに依頼する

対処法を講じてもパソコンの動作が遅い場合にはパソコンの性能が足りていないか、故障していることが考えられます。特にメモリはパソコンの動作を左右する大きな部品です。メモリが足りていない場合には、より容量の大きなメモリに変えることで動作が早くなります。

交換は個人でも可能ですが、メモリの購入、本体を開けての交換、動作チェック難しい作業が多いです。自分では難しい作業と感じたらパソコン修理専門のプロに依頼するのが得策です。ここではパソコン診断や交換修理依頼を専門会社に依頼する流れについて紹介していきます。自分では難しいと悩んでいるときにはまずは専門会社に相談しましょう。

ハードディスクやメモリの交換で動作を早くする

パソコンのハードディスクの容量が足りなくなると動作が遅くなる原因になるのは見てきました。しかし、削除できない日常的に使うデータがたくさんある場合やアプリで容量をたくさん占めている場合には削除は容易ではありません。そのような場合にはハードディスクを容量の大きいものに交換することで解決できます。

また、メモリもOSとオフィスソフトを入れている状態で性能がいっぱいいっぱいのパソコンはよくあります。複数のアプリをよく使うならメモリを容量の大きいものに交換するか、増設することで解決できます。これらの作業はパソコン本体を一部解体して部品を交換する作業が伴います。

個人で部品を購入して、本体を開けて交換することは難易度の高い作業です。自分でやるのは難しいと悩んだ場合にはドクター・ホームネットにご依頼いただくことをおすすめいたします。

パソコンの動きを速くするならドクター・ホームネットにお任せください

パソコンの動作が遅くなる原因は、パソコンによってさまざまですが、ドクター・ホームネットの動作改善サポートならパソコンの動作を遅くしている原因を調べて、取り除きます。

更に、対処法で紹介してきた不要なファイルやソフトを除去したり、インストール済みのセキュリティーソフトの設定を最適することやパソコンを物理的にメンテナンスすることも可能です。

メモリについては、容量の大きなものへ交換や追加、動作チェックも行います。また、ハードディスクについては、より高性能なものやSSDへの交換を行います。同時に、OSを含めたデータの移動も行うのでご安心いただけます。

パソコンの動きを速くするサポートをご希望の際はぜひドクター・ホームネットにご依頼ください。

修理対応 出張/持込/宅配
対応エリア 出張修理は全国47都道府県/持込修理は全国15店舗/宅配修理は全国47都道府県
実績 年間約14万件サポートの実績。様々なメーカー製パソコンの修理実績を当サイト掲載中
作業料金 動作が遅いパソコンの修理は6,600円~から

パソコン動作を速くするサポートをドクター・ホームネットに依頼する

監修

濱﨑 慎一

濱﨑 慎一日本PCサービス株式会社 常務取締役 兼 NPO法人 IT整備士協会 理事

2010年8月、日本PCサービス株式会社に入社。パソコン修理などデジタルトラブルを5年で4500件以上解決。その後、サポート人材育成など、事業責任者として、個人向けデジタルトラブル解決に8年半携わる。2019年より同社にて、法人向けサポートの取締役に就任。また特定非営利活動法人 IT整備士協会の理事として業界活性化のため正しいデジタル知識の普及、スマートフォンなどの新しい整備士資格の構築に携わる。

保有資格 パソコン整備士検定 取得

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