1.満充電で放置しない
リチウムイオンバッテリーは満充電、つまり100%充電済みの状態で放置するとバッテリーは自己放電を起こし、EeePC 901 バッテリー内部の化学反応によって急激に劣化します。
具体的な対策として、ノートパソコンによってはバッテリーの充電量を管理し、最大充電量を制限できるソフトが付属している場合があります。
そういったソフトを利用してバッテリー最大充電量を80%程度にしておくのが良いでしょう。
保存環境にもよりますが、満充電状態で放置したバッテリーは半年程度で使えなくなってしまうこともあるようです。
2.満充電状態でACアダプタを接続して使用しない
1と内容的にかぶるところがあるのですが、満充電状態でACアダプタを接続して使用するのは避けましょう。
ACアダプタを接続しながら使用すると、バッテリーが少し消耗するたびに適宜充電を行ってしまうので満充電に近い状態が長く続く上、充電サイクルが小さくなるためバッテリーにかかる負担も大きくなります。
3.バッテリーー残量ゼロ、またそれに近い状態で放置しない
残量がゼロになるとASUS バッテリーは過放電という現象を起こします。これによって電極に使用されているコバルトなどが溶け出してしまうなどの問題が発生し、最悪バッテリーが逝ってしまいます。
またバッテリーー残量が極端に少ない状態で放置しても時間経過による自然放電で残量が低下し、結果的に前述と同じ現象が起きてしまいます。
長期間バッテリーを放置する場合は残量を50%程度にしておきましょう。
4.バッテリーの充電サイクルを減らす
そもそもバッテリーにとっては充電→放電→充電というサイクルが一番負担になるのです。
ならばなるべくバッテリーの使用量を減らし、充電回数を減らす工夫をしてやりましょう。
1,モニタの輝度を下げる
2,スタンバイや休止状態を有効活用する (ただし5~10分とかの短時間でやるとHDDのスピンアップの方が電力食ったりするので注意)
3,スピーカーなどの音量を調整する
など、いろいろ節約できる部分はあります。
リチウムイオンバッテリーとメモリー効果
ニッケル水素充電池ではよくこまめに充電するのはよくないといわれます。
これは継ぎ足し充電を行った際に「メモリー効果」呼ばれる現象が起きるからです。
メモリー効果自体は直接的なEeePC 901 バッテリーの劣化にはならないのですが、最大充電容量が減ってしまうため問題視されていました。