充電池 同じバッテリーでも大違い

バッテリー(電池)と無縁で暮らしている人はいないでしょう。特に充電池を利用した製品は、携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラなど、身のまわりにあふれています。ひとことで充電池といっても実はいろいろな種類があり、特性や使い方がかなり違います。今回はそうした充電池の基礎を解説しましょう。

乾電池のように一度しか使えないものは一次電池と呼び、充電することで繰り返し使える電池を二次電池(充電池)といいます。

充電池は材質によって特徴や使い方の違いがあります。ノートパソコンや携帯電話、デジタルカメラなどで広く使われているのが、リチウムイオン電池です。コンパクトながら大量の電気を蓄えられるうえ、ニッケル・カドミウム電池などの欠点であるメモリー効果(後述)もなく、使いかけで充電できるのは利点です。

充電池の充電回数には限界があります。リチウムイオン電池なら、フル充電300回で容量が70~80%に、500回で50~70%に減ると言われています(電池によって差があります)。使用状況によっては、これより少ない充電回数で容量が減ることがあります。

意外に知られていないことですが、リチウムイオン電池の場合、フル充電された状態は負荷がかかります。また、完全に放電し切るのもよくありません。

従って充電は8割程度までにとどめ、完全には使い切らないのが、リチウムイオン電池を長く使うこつです。とくに、充電が終わった後、すぐ充電器に載せ直すような使い方は避けましょう。

リチウムイオン電池は高温も苦手です。長期間使わない場合は、6割程度充電して日の当たらない場所に保管し、使う直前にフル充電するとよいでしょう。

ニッケル水素電池も広く使われています。パナソニックのエネループのように乾電池と同じ形のものが普及しています。通常の乾電池は電圧が1.5ボルトですが、ニッケル水素電池は1.2ボルト。乾電池用機器の中には、ニッケル水素電池ではうまく動かないものもあるので、取り扱い説明書などで確認しておきましょう。

ニッケル・カドミウム電池も1.2ボルト。自己放電が大きく、放っておくとすぐに使えなくなってしまうのですが、大きな電流を流せることもあり、電動工具などに使われることが多いようです。

なお、ニッケル・カドミウム電池やニッケル水素電池には、メモリー効果と呼ばれる特性があります。使用途中で充電することを繰り返すと、電池の容量が少なくなったように見える現象です。例えば毎回50%くらい使っては充電するといった利用法を繰り返していると、使用量50%付近で電圧が下がってしまうのです。利用する機器によっては、短時間で電圧が不足し、電池切れ状態になります。

メモリー効果は、何度か使い切ると回復しますが、なるべく起きないような使い方をしましょう。最近のニッケル水素電池ではそれほど気にしなくても大丈夫ですが、たまには使い切るようにするとよいでしょう。

充電の方法は、電池によって異なります。必ず専用の充電器を使うようにしましょう。充電池は繰り返し使えるとはいえ、いつかは使えなくなる消耗品です。特にリチウムイオン電池の場合、膨張しているように見えたら要注意。破裂事故が発生した例もあるので、すぐに使用をやめ、交換しましょう。

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